函館#1

2001年12月21日
 大忘年会in函館。

 この信じられない回覧板がまわってきたのは、一ヶ月前。イベント好きなわが社が、今年のボーナスを減らしてまで企画した大イベント。宴会にさえ参加すれば後は自由行動というオイシイ内容に、即座に「行きます」サインをしたものの、そのときは冬に北海道へいくという暴挙がどれほどのものか、よく考えていなかった。
脳裏に浮かんだ、エビカニイカウニ。二文字海産物に幻惑されたのは否定できない。


 午前中仕事をしてから、荷物を持って羽田へ。
初めての北海道で、期待と同時に服の枚数も増す。
かなり着膨れて、チェックイン。上着は初渡道のために購入して、りさちんとかぶってしまった、エアテックのオフホワイト。
りさちんと私は歳も髪の長さも背丈も靴も一緒。
遠くから見ると、まるで双子のよう。

 テロのおかげでちょっと警戒態勢入っている搭乗ゲートをくぐって、(身包みはがされている会社の人をおきざりにして)機上の人になる。
羽田から飛行機に乗るの久しぶりだぁ〜、とわくわくしていたはずが、離陸前に爆睡し、起きたら「当機はまもなく、3分ほどで函館空港へ着陸いたします」とのアナウンス。
意識上北海道まで3分間の旅路となってしまった。 期待感とかまるでなし。

 函館空港から一歩外へでると、やっぱりかなり寒かった。これでやっと目がさめる。これでさめてくれないと困る。
目がさめたとたん、後ろの会社の男の子W君(25歳アマチュアミュージシャン)が、誰かに、
「あれはラブソングじゃないですよ」
といっているのが耳に飛び込んできた。
うへぇ。かっくいー、(極悪)。と思って耳をすませていると、
「僕が大切にしているのは、……季節感かな」
とのたもうた。
彼はこの次の日の夜、愛について一晩中語るという非常にカユいことをしてくれるのだが、
歳かわらんのに、妙に遠く感じる私って、ちょっとヒネてるのか?

ホテルにつくなり大宴会の始まり。
宴会だと思っていたのに、大運動会となり、借り物競争やアメならぬみかん食い競争などに参加させられ、酔っ払う間もないまま宴がすすみ、最終的にクイズ大会まで行われ、かなりエキサイトした。日ごろから大人気ない集団だと思っていたが、ここまでとは思わなかった。
おかげで、酔ってからんでくるおやじもいないまま、部屋へ引き上げる。
クイズ大会で手に入れた商品(酒とつまみの山)を手に部屋で飲む人アリ、ご飯を食べに(まだ食べるのかよ)でかける人アリ。
私は、タクシーで夜景を観にいくことに。

「んでは、イルミを観にいきますか」
とゆー北関東ではなかなか聞けない単語を発する、運転手さんにつれてゆかれ、函館夜景めぐりを敢行。最初は何いってるのかまったく聞き取れなかったのだけれど、耳慣れてくると会話可能。運ちゃんはエエ人や。
「早く行がねば」といってタクシーを走らせ、
「早く撮らねば」といって、写真を撮ってくれ、
「早く乗らねば」といって、次の景勝地へつれてってくれるのである。
まぁ、てっとりばやくゆーと、それしか聞き取れてなかったともいう。
後で、友達に聞いたら、函館の人は青森から流れてくる人が多いため、青森系の訛りがあるのだという。はぁ、「早く慣れねば」ね。
 当然、この後「早く○○ねば」は内輪で大流行する。

この日は、イルミ(笑)を観た後は、おとなしく就寝。だって明日はボードだもーん。



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